1. TOP
  2. 大人の気学講座
  3. 気のすがた

気のすがた

C3a7c45a967b0c964bf74b0d780b94bc m

気の全体のすがた

気学を学ぶ前に、どのような理論と要素で気が成り立っているかを見てみます。
全体像は以下のようになります。

気学の体系図

太極を中心として、陰陽と五行があり、次に十干・十二支・九星があります。
この、「太極」「陰陽」「五行」「十干」「十二支」「九星」で世の中全てをグルーピングをして、宇宙の成り立ちから政治経済・個人まで見ていきます。

太極中心

まずは、気学の考え方のキホン「太極」です。
太極とは宇宙の中心です。
これは北極星のことです。
実際の宇宙の中心は違いますが、昔の人は北極星が北から動かなかったので、宇宙の中心と見ました。
その宇宙の中心を捉えるとき「陰陽」と「五行」という二つの理論で捉えようとしました。

陰陽

太極から二つに分かれました、「陰陽」と「五行」
陰陽とは、陰と陽です。
物事全てを陰と陽の二値論理で捉えることです。
陽は「表・光・出る気」などです。
陰は反対に「裏・影・入る気」です。

また、陽は易で棒一本で表します。

陽爻

陰は真ん中の切れた棒で表します。

陰爻

五行

もう一つは「五行」です。
五行とは、世界は五つの要素で作られているという理論です。
その五つの要素とは。
・木性
・火性
・土性
・金性
・水性
です。
「もっかどごんすい」と覚えて下さい。
陰陽と五行を合わせて「陰陽五行」といいます、この言葉を聞かれた方も多いのではないでしょうか?

十干

十干とは
・甲(きのえ)
・乙(きのと)
・丙(ひのえ)
・丁(ひのと)
・戊(つちのえ)
・己(つちのと)
・庚(かのえ)
・辛(かのと)
・壬(みずのえ)
・癸(みずのと)
です。

十干は陰陽と五行を組み合わせたものです。

「陽はお兄さん」「陰は弟」とします。
「木性の陽」の場合「木のお兄さん」すなわち「きのえ」となり漢字で書くと「「甲」となります。
同様に「木性の陰」の場合「木のお弟」すなわち「きのと」となり漢字で書くと「「乙」となります。
(※「「兄」は「え」、「弟は「と」と読みます)

すると陰陽×十干(2×10)で以下の様な十干となります。
・甲(きのえ=木の兄)
・乙(きのと=木の弟)
・丙(ひのえ=火の兄)
・丁(ひのと=火の弟)
・戊(つちのえ=土の兄)
・己(つちのと=土の弟)
・庚(かのえ=金の兄)
・辛(かのと=金の弟)
・壬(みずのえ=水の兄)癸(みずのと=水の弟)
え=兄=陽、と=弟=陰を意味しています。

十二支

十二支とは、おなじみの十二支です。
・子
・丑
・寅
・卯
・辰
・巳
・午
・未
・申
・酉
・戌
・亥
十二支にも陰陽・五行があります。
たとえば、子は陽の水性となります。

九星

九星は九つの星で表します。
・一白水星(いっぱくすいせい)
・二黒土星(じこくどせい)
・三碧木星(さんぺきもくせい)
・四緑木星(しろくもくせい)
・五黄土星(ごおうどせい)
・六白金星(ろっぱくきんせい)
・七赤金星(しちせききんせい)
・八白土星(はっぱくどせい)
・九紫火星(きゅうしかせい)
九星にも陰陽・五行があります。
たとえば、一白水星は陽の水性となります。

気学とはこれらを使って世の中を見ていきます

気学では陰陽・五行を基に、十干・十二支・九星を使いながら、世の中全体を、宇宙の成り立ちを捉えていく学問です。